東京都秋季大会・対多摩、小平RS

平成19年11月4日　　多摩市陸上競技場
■いよいよ秋の大会も最終戦となった。前回の府中戦では周囲の期待をよそに、相手の気迫に負けほとんどよいところのなかったＨＲＳ。
試合前、佐々木先生からは一人ひとりに声がかけられた。『練習はしっかりやってきたのだ、自信をもて、気持ちだ！』そう、３年生にとっては最後の公式戦。円陣を組むと３年生全員がこの試合にかける思いをそれぞれ言葉にし、グランドに入っていった。
いつもどおり、前半最初の５分が大切。この間の試合ではボールの獲得に苦戦していたＦＷがこの日は積極的に前に出てボールが出る。３分の先制トライはゴール前ラックからＰＲ神保が飛び込んだ。ＦＷはＬＯ友弘がヤンボーラインアウトボールを何度も獲得するなど、その後もバックスに球を送り続けた。こうなればバックスも本領発揮。ＣＴＢ笠のステップ、ＳＨ謙太→ＷＴＢ力のつなぎ、ＷＴＢ友也のライン際振り切りトライなど持ち味を爆発させる。前半終了間際にはゴール前ラックからＨＯ前田が飛び込み、ＦＷのこの試合にかける意気込みを感じました。（前半29-0）


試合前


友也、振り切る
■後半はＨＲＳバックスのさまざまな技が冴える。一瞬の隙を衝かれ２２ｍ近くまで走る相手に追いつくＦＢ村上と笠、ゴール前ピンチを救うＳＯ順平の超ロングタッチキック、友也の80ｍ独走トライ、友也→石倉→順平→謙太の継続トライ。みんなの気持ちがひとつになって走り回り続けた。そして相手には最後までゴールを踏ませずにノーサイドとなった。（後半43-0）
試合終了後、佐々木先生が選手ひとりひとりと握手を交わし、選手同士もありがとうとたがいに声を掛け合う場面はなんとも感動的であった。思い起こせば、先輩チームの試合に入れてもらいがむしゃらに走った試合、苦しさを超えハイテンションで走り回った合宿でのランパス、大雨の中でも体から湯気をあげながらした練習、ケガでただひたすらグランドを走っていた日々…それぞれがいろいろなことを思い出していたのではないだろうか。


FWも頑張った


お疲れさん！
■続く１年生主体チームの試合も感動的であった。『徹底してディフェンス』に加え、アタックでも継続が見事にできるようになってきている。Ａチーム同様相手をノートライに抑えるなど、これまでの努力がようやく身になってきたようだ。早くも来年が楽しみになってきた。


１年生ゲーム


追うマサト
■この日の夜、３年生の家族は『３年生ご苦労さん会』ということで、お寿司の食べ放題に行きました。親父たちは来年３月の卒業試合にはぜひみんなで出よう！と盛り上がり、お母さんたちはかわいかった昔話に、生徒とその兄弟たちはトランプに、と盛り上がったようです。
さあ、あとは勉強が待っています。こちらも弱音を吐かず最後までやり抜いてください。もちろん土日の練習もできる限りしっかり出て、新チームの練習相手になったり、自分のスキルアップに努めましょう。


食うぞ〜


お母さん達もお疲れ様でした